EC-CUBEの基礎知識
日本企業である株式会社イルグルム(旧:株式会社ロックオン)が提供するEC-CUBEは、オリジナリティを実現できる本格的なネットショップ構築システムです。このシステムはオープンソースのコンテンツ管理システム(CMS)です。
そのため、EC-CUBEは基本すべて無料で利用できます。
EC-CUBEの導入・作成の行い方ですが3つあり、
- EC-CUBEのパートナー制作会社にお願いをする(有料30万円から100万円程度+月額保守など+レンタルサーバー代+ドメイン費用)
- オープンソース版で作成する(無料・レンタルサーバー代+ドメイン費用)
- クラウド版で作成する(月額費用7,800円~37,800円)
以上の方法があります。
レンタルサーバーの自動インストール機能を利用してEC-CUBEを作成する場合は「オープンソース版で作成する(無料)」に当てはまり、EC-CUBEを作成する上で一番格安な方法と言えます。また、ドメイン費用が込みやキャンペーンを行っているレンタルサーバーを選択すると、より低価格でEC-CUBEの作成が可能です。
また、オープンソースのCMSのため自由にカスタマイズが可能です。
利用推奨業種
ネットショップを始めたい場合はすべてのジャンル・業種で利用可能ですが、以下のような業種がEC-CUBEには多いと言えます。
- ファッション
- 食品
- 美容・健康
- 家電・パソコン
- インテリア・日用雑貨・ジュエリー
- 車・バイク
- 書籍
- スポーツ用品
- 芸術
- 旅行
- エンターテーメント
- キッズ・ベビー
- ペット関連
などです。
EC-CUBEの基本機能
EC-CUBEは、ネットショップサイトに特化しているため、運営に必要な機能は一通り揃っていると考えて問題ありません。
- 商品紹介機能:商品ページ作成など
- 商品注文機能:ショッピングカートなど
- お客様ページ機能:会員登録など
- 管理機能:受注状況・売上状況管理・商品管理・会員情報管理・コンテンツ管理など
- 配信機能:メルマガ配信・クーポン発行管理
拡張機能も用意されている
上記の基本機能にプラスして、EC-CUBE専用のプラグイン(拡張プログラム)や、デザインテンプレートが約800種類以上用意されており、無料、一部有料でダウンロード・インストールすることが出来ます。
開発コミュニティも日本語でかなり充実している
EC-CUBEは国産のCMSのため、開発コミュニティももちろん日本語で、かなり充実しています。
そのため、オープンソース版で自身にて作成する場合に多少フアンがある方も安心して利用できます。
決済サービスと物流サービスとの連携
EC-CUBEは、多くの決済サービスと物流サービスと連携しており、利用できる会社も多いことが特徴です。
また、EC-CUBEとしても「EC-CUBEペイメント」として利用者の決済サービスを提供しています。
オープンソース版で作成する流れ
オープンソース版で作成する流れをご説明しておきます。
まず、EC-CUBEを利用したことがない方は「EC-CUBEのデモサイト」や「EC-CUBE構築事例」などを確認しておきましょう。
- (1)自動インストールがあるレンタルサーバーを選択
- (2)決済方法を導入(審査には1ヶ月以上かかります)
- (3)デザインのカスタマイズやレイアウト調整
- (4)商品登録開始
- (5)ネットショップ公開・完成
以上の流れとなります。注意点としては、EC-CUBEの自動インストールがあるレンタルサーバーを選択した方が構築はとても楽です。また、決済方法を導入する場合には1ヶ月以上時間がかかるので注意しましょう。
提供バージョンに注意してください
EC-CUBEの自動インストールがあるレンタルサーバーを選択することを推奨しましたが、EC-CUBEがインストールすることが可能なバージョンを確認しておきましょう。
2020年現在4系のバージョンが最新となります。
- 2系:2007年リリース・現在もサポート中
- 3系:2016年リリース・現在もサポート中
- 4系:2018年リリース・現在の最新バージョン
となっております。
バージョンアップさせるには技術や手間、又は委託する場合コストがかかるので注意してください。