ドメインってなに?独自ドメインは取るべきか否か
- 2024年04月05日

ドメインとは?インターネット上の「住所」
まず基本的な疑問から解決していきましょう。「ドメインって何?」という質問にシンプルに答えると、ドメインとはインターネット上のあなたのウェブサイトの住所です。
例えば、「 https://kanitabe.work 」というURLがあった場合、「kanitabe.work」の部分がドメインにあたります。このドメインのおかげで、世界中の人があなたのサイトに簡単にアクセスできるのです。
ドメインとIPアドレスの関係
実は、インターネット上の全てのウェブサイトは、「IPアドレス」という数字の羅列(例:192.168.0.1)で識別されています。しかし、この数字の羅列を人間が覚えるのは困難です。
そこで登場したのがドメイン名です。ドメイン名は、このIPアドレスと紐づけられており、人間が覚えやすい文字列でウェブサイトにアクセスできるようにする仕組みです。つまり:
- IPアドレス:コンピューターが理解する数字の住所
- ドメイン名:人間が理解しやすい文字の住所
この変換システムは「DNS(Domain Name System)」と呼ばれています。
独自ドメインと共有ドメインの違い
ウェブサイトを作る際に使えるドメインは、大きく分けて2種類あります。
1. 独自ドメイン
「独自ドメイン」とは、あなただけが使用できる専用のドメイン名です。例えば「yourcompany.com」「yourname.net」などが該当します。
特徴:
- あなた(あるいはあなたの会社)専用の独立したドメイン
- 年間約1,000円~3,000円程度で取得可能
- 「.com」「.net」「.jp」など様々な種類(TLD:トップレベルドメイン)から選べる
- 所有権があり、どのサーバーでも使用可能
2. 共有ドメイン(サブドメイン)
「共有ドメイン」とは、レンタルサーバー会社などが提供する無料のドメインです。例えば「yoursite.server-company.com」のようなものです。
特徴:
- レンタルサーバー会社のドメインの一部を間借りしている形
- 基本的に無料で使える
- 提供会社のブランド名が含まれる
- そのサービスでしか使用できない
独自ドメインを取得すべき5つの理由
「無料の共有ドメインでいいじゃない?」と思うかもしれませんが、以下の5つの理由から、ほとんどの場合は独自ドメインを取得することをおすすめします。
1. プロフェッショナルな印象を与える
「example.com」という独自ドメインと、「example.free-service.com」という共有ドメイン、どちらが信頼できそうでしょうか?
多くの人は独自ドメインのサイトの方が信頼性が高いと感じます。特にビジネス目的のサイトでは、独自ドメインは必須と言えるでしょう。
2. ブランディングの強化
独自ドメインは、あなたやあなたの会社のブランド名を直接反映させることができます。
- 会社名:「companyname.com」
- 個人名:「yourname.com」
- サービス名:「servicename.com」
これにより、ブランド認知度の向上や記憶に残りやすいウェブアドレスを作ることができます。
3. サーバー移行の自由
独自ドメインの大きなメリットの一つは、サーバーを変更しても同じドメイン(ウェブアドレス)を使い続けられることです。
共有ドメインの場合、サーバー会社を変更すると、必然的にウェブアドレスも変わってしまいます。これはSEO(検索エンジン最適化)の観点からも大きなデメリットとなります。
4. SEO(検索エンジン最適化)に有利
Googleなどの検索エンジンは、独自ドメインのサイトを共有ドメインのサイトよりも信頼性が高いと評価する傾向があります。
また、独自ドメインはあなたのブランド名やキーワードを含めることができるため、検索結果での表示にも有利に働きます。
5. メールアドレスの作成
独自ドメインを持っていれば、「info@yourcompany.com」「name@yourcompany.com」といった独自ドメインのメールアドレスを作成できます。
これはビジネス利用において特に重要で、フリーメールアドレスを使うよりも格段に信頼性の高い印象を与えることができます。
どんな種類の独自ドメインがあるの?
ドメインには様々な種類(TLD:トップレベルドメイン)があります。代表的なものをいくつか紹介します。
一般的なTLD
- .com:最もポピュラーで汎用的なドメイン。商業サイトに最適。
- .net:ネットワーク関連のサービスや技術系サイトに使われることが多い。
- .org:非営利団体向けのドメイン。
- .info:情報サイト向けのドメイン。
国別TLD
- .jp:日本の国別ドメイン。日本国内向けサイトに適している。
- .co.jp:日本の企業向けドメイン。法人登記が必要。
- .us:アメリカ向けドメイン。
- .uk:イギリス向けドメイン。
新しいTLD
近年、様々な新しいTLDが登場しています。
- .blog:ブログサイト向け
- .shop:ECサイト向け
- .app:アプリ開発者向け
- .tech:技術系サイト向け
独自ドメインは取るべきか否か?判断のポイント
では、あなたは独自ドメインを取得すべきでしょうか?以下のポイントで判断してみましょう。
独自ドメインを取得すべきケース
- ビジネス目的のサイト:会社、お店、フリーランスなどのビジネスサイト
- 長期運用を考えているサイト:趣味のブログでも長く続ける予定なら
- 将来的に拡大予定のサイト:今は小さくても、将来的に拡大する可能性があるサイト
- ブランディングを重視したいケース:個人ブランドや商品ブランドを確立したい場合
- 独自メールアドレスが必要な場合:ビジネス用のメールアドレスを作りたい場合
共有ドメインでも良いケース
- 完全に個人的な趣味のサイト:外部に公開せず、友人や家族だけが見るサイト
- 一時的な実験的サイト:勉強のために作る練習用サイト
- 予算が極めて限られている場合:まずは無料で始めて、後から独自ドメインに移行する
- 超短期的なイベント用サイト:1回限りのイベントなど、継続性がない場合
独自ドメインの取得方法
独自ドメインの取得は、思ったより簡単です。基本的な手順は次の通りです。
1. ドメイン登録サービスを選ぶ
ドメインを登録できる主なサービス:
- お名前.com
- ムームードメイン
- エックスサーバードメイン
- Google Domains
- Xdomain
- Value Domain
多くのレンタルサーバー会社もドメイン登録サービスを提供しています。サーバーと同じ会社でドメインを取得すると、設定が簡単になるメリットがあります。
2. 希望のドメイン名が使えるか確認
ドメイン登録サイトで、希望のドメイン名が既に誰かに取得されていないか確認します。人気のあるドメイン名や一般的な単語は、既に取得されていることが多いです。
3. ドメインを購入する
使いたいドメイン名が空いていれば、そのまま購入手続きに進みます。基本的にはクレジットカードでの支払いが一般的です。
4. 更新設定を確認
ドメインは通常1年ごとの更新が必要です。自動更新設定を確認し、うっかり更新を忘れてドメインを失わないようにしましょう。
ドメイン選びのコツと注意点
最後に、良いドメイン名を選ぶためのコツをいくつか紹介します。
良いドメイン名の条件
- 短くて覚えやすい:長すぎるドメインは覚えにくく、タイプミスの原因になります
- 発音しやすい:口頭で伝えやすいドメイン名が理想的です
- スペルが簡単:難しいスペルや特殊な文字は避けましょう
- ブランドやキーワードを含む:会社名や提供サービスを反映させると良いでしょう
- 将来性がある:一時的なトレンドに基づくドメインは避けた方が無難です
避けるべきドメイン名の特徴
- ハイフンの多用:「best-service-in-japan.com」のようなハイフンの多いドメインは避けましょう
- 数字の使用:「service2024.com」のような数字入りドメインは年が経つと古く感じます
- 商標侵害の可能性:他社の商標やブランド名に似たドメインは法的問題を引き起こす可能性があります
- あいまいな綴り:正確なスペルを覚えにくいドメインは避けましょう
まとめ:独自ドメインは長期的な資産
ドメインは単なるウェブアドレスではなく、あなたやあなたのビジネスのオンライン上のアイデンティティです。
ビジネス目的や長期的なウェブサイト運営を考えている場合は、迷わず独自ドメインを取得することをおすすめします。年間数千円の投資で、プロフェッショナルな印象を与え、ブランド価値を高めることができます。
また、一度確立した独自ドメインは、サーバーを変更しても使い続けられる資産になります。ウェブサイト運営の第一歩として、ぜひ良いドメイン名を確保してみてください。