WordPressはもう古いのか?こんなにあるノーコードのホームページ作成ツール
- 2025年02月15日

WordPressは2025年も現役?進化するノーコード時代の選択肢
「WordPressはもう古いのでは?」
「最近のノーコードツールの方が簡単で優れているのでは?」
こんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。確かに近年、Wix、Webflow、Framer、Studioなど数多くのノーコードツールが登場し、急速に進化しています。プログラミングスキルがなくても、ドラッグ&ドロップの直感的な操作でウェブサイトが作れる時代になりました。
この記事では、2025年現在のWordPressと主要なノーコードツールを比較し、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。そして「本当にWordPressは時代遅れなのか」という問いに、データと事実に基づいて答えていきます。
主要なノーコードツール・CMSの特徴とWordPressとの比較
まずは、現在人気の主要なノーコードツールとCMSを見ていきましょう。
1. Webflow:デザイナー向けの高機能ノーコードツール
Webflowは、デザイナー向けの高度なノーコードツールとして高い評価を得ています。
Webflowの特徴:
- 高度なアニメーションやインタラクションを視覚的に作成可能
- レスポンシブデザインの細かい調整が直感的に行える
- HTMLやCSSの知識がなくても、プロフェッショナルなデザインが実現可能
- CMS機能とEコマース機能を標準搭載
WordPressとの比較:
- 月額費用: Basic $18~、CMS $29~、Eコマース $42~(年払いの場合)
- 自由度: WordPressより限定的だが、デザイン面では優れた柔軟性
- 学習曲線: 直感的だが、高度な機能を使いこなすには学習が必要
- エコシステム: WordPressほど広くはないが、成長中
2. Wix:初心者向け総合ウェブサイトビルダー
Wixは、初心者でも簡単にウェブサイトを構築できるように設計されたノーコードツールです。
Wixの特徴:
- AIを活用したウェブサイト自動生成機能
- 数千種類のテンプレートから選択可能
- ドラッグ&ドロップで自由に要素を配置可能
- App Marketによる機能拡張
WordPressとの比較:
- 月額費用: ベーシック $5.50~、ビジネス $17~、VIP $39~
- 自由度: WordPressより制限が多い
- 学習曲線: 非常に浅く、初心者でもすぐに使いこなせる
- エコシステム: 独自のアプリマーケットがあるが、WordPressの規模には及ばない
3. Shopify:Eコマース特化型プラットフォーム
Shopifyは、オンラインショップ構築に特化したプラットフォームです。
Shopifyの特徴:
- Eコマースに必要な機能がすべて揃っている
- 決済、配送、在庫管理などを統合管理
- 多様な販売チャネル(SNS、マーケットプレイスなど)と連携可能
- 豊富なEコマーステーマとアプリ
WordPressとの比較:
- 月額費用: Basic $39、Shopify $105、Advanced $399
- 自由度: Eコマース機能ではWordPress+WooCommerceより優れている場合が多い
- 学習曲線: Eコマース専用に最適化されているため、比較的習得しやすい
- エコシステム: Eコマース特化の豊富なアプリとテーマが揃っている
4. Framer:最新のウェブデザインツール
Framerは、最近注目を集めているデザインからウェブサイト構築までをカバーするツールです。
Framerの特徴:
- デザイナー向けの直感的なインターフェース
- プロトタイピングからウェブサイト公開までをシームレスに実現
- 洗練されたアニメーションとインタラクション
- AIを活用したデザイン支援機能
WordPressとの比較:
- 月額費用: Basic $20、Standard $35、Enterprise 要問合せ
- 自由度: デザイン面では高い自由度だが、機能拡張性はWordPressに劣る
- 学習曲線: デザイナーには比較的習得しやすい
- エコシステム: 発展途上で、WordPressに比べるとまだ小規模
5. Contentful:ヘッドレスCMS
Contentfulは、コンテンツを管理し、様々なプラットフォームに配信するヘッドレスCMSです。
Contentfulの特徴:
- APIファーストのアプローチでどんなフロントエンドとも連携可能
- コンテンツモデルの柔軟な定義
- マルチチャネル配信が容易
- 開発者フレンドリーなアーキテクチャ
WordPressとの比較:
- 月額費用: Community 無料、Team $489~、Enterprise 要問合せ
- 自由度: コンテンツ管理の柔軟性は高いが、フロントエンド開発が必要
- 学習曲線: 技術者向けで、非エンジニアには難しい面もある
- エコシステム: エンタープライズ向けのパートナーエコシステムが発展中
6. Squarespace:デザイン重視のウェブサイトビルダー
Squarespaceは、美しいデザインテンプレートが特徴のウェブサイトビルダーです。
Squarespaceの特徴:
- 洗練されたデザインテンプレート
- ブログ、ポートフォリオ、Eコマース機能を統合
- モバイルアプリでの管理も可能
- SEOとマーケティングツールが充実
WordPressとの比較:
- 月額費用: Personal $23、Business $33、Commerce $36~
- 自由度: テンプレート内でのカスタマイズに限定される
- 学習曲線: 比較的簡単で直感的なインターフェース
- エコシステム: 閉じた環境で、外部との連携はWordPressより限定的
WordPressとノーコードツールの市場シェア比較
ここで、実際の市場シェアを見てみましょう。
WordPressの市場シェア(2025年時点)
- 全世界のウェブサイトの約37% がWordPressで構築
- CMSマーケットでは約62% のシェア
- 世界トップ1,000サイトの約29% がWordPressを使用
主要ノーコードツールの市場シェア(2025年時点)
- Wix: ウェブサイトビルダー市場の約23%
- Shopify: Eコマースプラットフォーム市場の約31%
- Webflow: デザイナー向けノーコード市場の約18%
- Squarespace: ウェブサイトビルダー市場の約15%
この数字からも明らかなように、WordPressは2025年現在も圧倒的な市場シェアを維持しています。しかし、特定の用途においては、専門特化したノーコードツールのシェアが拡大している傾向も見られます。
WordPressとノーコードツールのメリット・デメリット比較
WordPressのメリット
- 圧倒的なエコシステム: 59,000以上のプラグインと数千のテーマ
- 完全な所有権と自由度: コードレベルでのカスタマイズが可能
- どんなタイプのサイトも構築可能: ブログ、企業サイト、Eコマース、会員サイト、SNSなど
- ホスティング選択の自由: 自分で好きなホスティングサービスを選べる
- 拡張性と成長対応力: サイト規模が拡大しても対応可能
- コミュニティサポート: 世界中の開発者とユーザーによる巨大なコミュニティ
- コスト効率: 初期コストが低く、スケールしても比較的コスト効率が良い
WordPressのデメリット
- 技術的ハードル: 初心者には設定やカスタマイズが難しい場合がある
- メンテナンス負担: 定期的なアップデートやセキュリティ対策が必要
- 速度の最適化: 適切に設定しないとサイトが遅くなる可能性
- プラグイン間の互換性問題: プラグインの組み合わせによっては不具合が発生することも
ノーコードツールのメリット
- 簡単な操作性: 技術知識なしでサイトを構築可能
- 迅速な立ち上げ: 数時間~数日でサイトを公開できる
- 視覚的な編集: WYSIWYGエディタで見たままに編集できる
- メンテナンスフリー: アップデートやセキュリティはプラットフォーム側が管理
- レスポンシブデザイン: モバイル対応が自動的に最適化される
- 統合サービス: ホスティング、セキュリティ、CDNなどが一体化
ノーコードツールのデメリット
- カスタマイズの制限: 提供される機能の範囲内でしか拡張できない
- 長期的なコスト: 月額料金が継続的にかかり、機能追加で料金が上がることも
- プラットフォームロックイン: サービス提供者に依存し、移行が困難
- 独自ドメイン制限: プランによっては独自ドメインが使えない
- 所有権の問題: コンテンツやデザインの完全な所有権がない場合も
- スケーラビリティの制限: 大規模サイトや高トラフィックへの対応が困難な場合がある
どのような場合にWordPressを選ぶべきか
以下のような場合には、2025年の現在でもWordPressが最適な選択肢となります:
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長期的な成長を見据えたウェブサイト
サイト規模の拡大や機能追加を将来的に考えている場合、WordPressの拡張性は大きな強みです。 -
複雑な機能が必要なサイト
会員制サイト、予約システム、高度な検索機能など、複雑な機能を実装する場合、WordPressのプラグインエコシステムは貴重な資産です。 -
コンテンツ重視のサイト
大量の記事やコンテンツを管理するブログやニュースサイトなど、コンテンツ管理に優れたWordPressが適しています。 -
コスト効率を重視する場合
初期費用を抑え、月額コストを最小限に抑えたい場合、自前でのWordPress運用が経済的です。 -
完全な所有権とカスタマイズ自由度を求める場合
サイトの全ての側面を自分でコントロールしたい場合、WordPressは最も柔軟な選択肢です。 -
ビジネスクリティカルなウェブサイト
外部サービスに依存するリスクを避けたい企業サイトや重要なビジネスサイトには、自社管理のWordPressが安心です。
どのような場合にノーコードツールを選ぶべきか
一方、以下のようなケースではノーコードツールが優れた選択肢となります:
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迅速なサイト立ち上げが必要な場合
数日以内にサイトを公開したい場合、ノーコードツールの即効性は大きな魅力です。 -
技術的リソースが限られている場合
開発者やウェブ担当者がいない小規模チームやスタートアップには、技術知識不要のノーコードが適しています。 -
小規模でシンプルなウェブサイト
会社案内や個人ポートフォリオなど、複雑な機能が不要な小規模サイトには、ノーコードの手軽さが魅力です。 -
Eコマース特化型のサイト
オンラインショップの場合、ShopifyなどのEコマース専用プラットフォームの統合機能が便利です。 -
メンテナンス負担を減らしたい場合
アップデートやセキュリティ管理の負担を避けたい場合、管理不要のノーコードプラットフォームが最適です。 -
デザインを重視する場合
デザイン性の高いポートフォリオサイトなどには、SquarespaceやWebflowのようなデザイン指向のツールが向いています。
WordPressの最新進化:Gutenbergとブロックエディタ
WordPressは「古い」という印象を持たれがちですが、実際には絶えず進化を続けています。特に注目すべきは、Gutenbergブロックエディタの導入と発展です。
Gutenbergの革命
WordPress 5.0(2018年)で導入されたGutenbergエディタは、WordPressの使い勝手を大きく変えました。2025年現在、Gutenbergは次のような進化を遂げています:
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ブロックベースの直感的な編集体験
ノーコードツールのような直感的な操作感を実現 -
フルサイト編集機能
テーマだけでなく、サイト全体をブロックで視覚的に編集可能 -
パターンライブラリ
複雑なレイアウトもテンプレートから簡単に実装可能 -
グローバルスタイル
サイト全体のデザインを統一的に管理できる機能
これらの進化により、WordPressは「コーディングが必要な複雑なCMS」から「視覚的に編集できる現代的なウェブサイトビルダー」へと変貌を遂げています。つまり、ノーコードツールの長所を取り入れながらも、WordPressならではの拡張性と自由度を失っていないのです。
結論:WordPressは古くない、むしろ進化し続けている
ここまでの比較から明らかなように、WordPressは決して「古い」技術ではありません。むしろ、次のような理由から、2025年現在も非常に価値のあるプラットフォームであり続けています:
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最良の両立
Gutenbergの導入により、ノーコードツールの使いやすさとWordPressの拡張性・自由度を両立 -
実績ある安定性
20年以上の歴史と、世界中の何百万というサイトでの実績が証明する安定性 -
比類なきエコシステム
どんなノーコードツールも太刀打ちできない、プラグイン、テーマ、開発者コミュニティの規模 -
オープンソースの強み
特定の企業に依存せず、コミュニティ主導で発展し続ける持続可能なモデル -
汎用性と専門性の両立
どんなタイプのウェブサイトにも対応できる汎用性と、プラグインによる専門機能の両立
確かに、特定の用途や状況では、専用のノーコードツールが優れた選択肢となる場合もあります。しかし、長期的な視点や拡張性、自由度を重視する場合、WordPressは2025年現在も最も優れたウェブサイト構築プラットフォームの一つであり続けています。
「WordPressは古い」というのは単なる誤解であり、実際には常に進化を続け、現代のウェブサイト構築の要求に応え続けているのです。ノーコードツールの利点を理解した上で、自分のプロジェクトに最適なプラットフォームを選ぶことが重要です。そして多くの場合、その答えは今もなお「WordPress」なのです。